宿題で、子どもたちが特に頑張る必要があるのが「読書感想文」です。
小学校の1年生や2年生の子どもたちは、読む速さがまだ遅いですし、難しい漢字にも苦労します。また、長い話を最後まで読むのも大変です。
読書が苦手な子どもも多いので、親としては、子どもが楽しく読めて、感想も書きやすい本を選びたいと思うでしょう。
この記事では、1年生と2年生の子どもが楽しめる、感想文も書きやすい本を紹介します。
これらの本は、7歳や8歳の子どもにも人気があり、読書感想文を書くのにぴったりです。ぜひ参考にしてみてください。
小学1~2年生の子どもたちへおすすめの本と選び方
子どもが喜ぶ本の選び方
小学校の1年生や2年生は、まだ読む速さが遅かったり、難しい漢字が読めなかったりします。
でも、面白くて興味をそそる本であれば、読むことが苦手な子どもたちも楽しみながら読めるようになります。
一番大切なのは、子どもが「これを読みたい!」と思える本を選ぶことです。
たとえば、文字が少なくて絵がたくさんある絵本などは、読み始めの子どもにぴったりです。
絵が多い本は、話が理解しやすく、子どもの興味を引き続けやすいです。
子どもが楽しく読める本は、感想文を書く時にもポジティブな影響を与えます。
面白いと感じた本は、子どもの想像力を刺激し、自然と感想が湧いてくるため、書くのも楽しくなります。
どこで本を選ぶ?
本を選ぶ時は、子どもと一緒に図書館や書店、またはオンラインで探してみましょう。
子ども自身が選ぶことで、読むことへの興味がより強まります。
親が先に候補をいくつか挙げて、その中から選ぶのもいいですが、子どもが最終的に「これがいい!」と選んだ本が一番です。
もし子どもがすでに本が好きなら、学校の課題図書や「青い鳥文庫」のようなシリーズから選ぶのもおすすめです。
これらの本は年齢に合わせた選び方がされており、お兄ちゃんやお姉ちゃんが以前読んだ本を選ぶ手がかりにもなります。
小学校低学年のための読書感想文に最適な本
読書感想文を書くための本を選ぶのは、小学1年生と2年生にとって、読書の楽しみを広げる第一歩です。
ここでは、この年齢の子供たちに特に人気のある本を紹介します。
子供たちが読みたいと思う本を選ぶことは、読書スキルや興味に応じて柔軟に対応できますので、年齢が異なっても心配はいりません。
子供たちが自分で本を選ぶことが、読書への興味をさらに深めるきっかけになるので、この機会に是非チャレンジしてみてください。
1年生にピッタリの本:『まくらのせんにん そこのあなたの巻』
この物語は、まくらのせんにんが散歩をしているときに、いろいろな動物がはまってしまった穴を見つけるところから始まります。
物語では、せんにんがこれらの動物をどう助けるか、そしてその驚くべき方法が描かれています。
子供たちは「そこのあなた」というフレーズに隠されたユニークな仕掛けを通じて楽しむことができます。
感想文の書き方のアドバイス
この絵本から感じたことを自由に書いてみてください。
面白い場面や驚いたことなど、物語から受けた印象を素直に表現するのがおすすめです。
この本は子供たちを引き込む魅力があり、感想文に書くことで自分の感情や考えを表現する楽しさを知ることができます。
この絵本は、読み始めの子供たちだけでなく、もう少し年齢が上の子供たちにも楽しんでもらえる内容です。
読書が苦手な子供でも楽しめるように工夫されており、読書の魅力を感じるきっかけになるでしょう。
1年生にピッタリの本:「図鑑」一般
読み始めの子どもたちにとって、自分の好きなテーマの図鑑を選ぶことは、読書への最初の一歩になります。
たとえば、恐竜や乗り物、動植物などの図鑑は、視覚的に豊かで、読むことが苦手な子どもたちも情報を楽しく学べます。
図鑑を通じて得た知識は、子どもたちの興味をさらに深め、読書の習慣へとつながります。
感想文を書く際には、図鑑で学んだことからインスピレーションを得て、未来の夢について書くことができるでしょう。
1年生にピッタリの本:『おじいちゃんがおばけになったわけ』
この絵本は、亡くなったおじいちゃんがおばけとして孫の前に現れるというユニークなストーリーです。
物語では、おじいちゃんが残した「忘れ物」を見つけるための冒険が描かれています。
この絵本は、祖父母との特別な絆を描いており、読む人に深い感動を与えます。
読み進めるうちに、物語の中でどのような「忘れ物」が重要な役割を果たすのかを想像しながら楽しむことができます。
感想文では、この絵本から感じた家族への愛や大切な思い出を表現することが推奨されます。
これらの本は、読書初心者でも楽しめ、感想文を書く際にも役立つ内容です。
興味を持ったテーマの図鑑は知識を広げ、感動的な物語は心を豊かにします。
どちらも子どもの成長にとって重要な役割を果たします。
2年生にピッタリの読書感想文用の本3冊
2年生にピッタリの本:『わたしのいもうと』
『わたしのいもうと』は、実際にあったことをもとにした絵本で、いじめがテーマです。
この本は、子どもたちが初めて社会の問題について考えるきっかけを与えるかもしれません。
強いメッセージが込められており、子どもだけでなく大人にも読んでほしい内容です。
感想文の書き方のアドバイス
この本から学んだことや感じたことを正直に書いてみましょう。
いじめに対してどう感じたか、友達とどう接するべきかについて自分の意見を述べると良いです。
2年生にピッタリの本:『エルマーの冒険』
『エルマーの冒険』は、冒険が好きな子どもにぴったりの物語です。
主人公のエルマーは、困っているドラゴンを救うために勇気を出して大冒険をします。
この物語は勇気と友情がテーマで、多くの困難を乗り越えます。
感想文の書き方のアドバイス
エルマーの冒険を通じて、どのように困難を乗り越えるか、また自分が似た状況にあったらどうするかを想像して書いてみると良いでしょう。
自分の夢や目標を感想文に取り入れることもおすすめです。
2年生にピッタリの本:『ふたりはともだち』
『ふたりはともだち』は、がまくんとかえるくんの日々を描いた物語です。
二人は性格が異なり、時にはケンカもしますが、友情を深めていきます。
この短編集は、日常の小さな出来事から友情の大切さを教えてくれます。
感想文の書き方のアドバイス
物語から学んだ友情の価値や、喧嘩後も仲直りすることの意味を書くと良いです。
また、自分の友達との関係を振り返りながら、これからどう接していきたいかを考えて感想文にすると、より深い内容になります。
これらの本は、2年生の子どもたちに理解しやすく、感想文を書くのに役立つ豊かな素材を提供してくれます。
小学1~2年生向け:読書感想文におすすめの本ガイド
これまでに紹介した本を通じて、小学校低学年の子どもたちが読書感想文を書くときに参考になるものをたくさん見てきました。
小学1年生や2年生にとって、本を読むこと自体が新しい挑戦です。
子どもが興味を持って選ぶ本が最も読書感想文に向いています。
子どもが選んだ本は、読書の習慣を育て、本を好きになる大切な一歩になります。
親御さんには、子どもと共に読書を楽しむ時間を大切にしてほしいです。
読むことで子どもの想像力や表現力が育ちますし、親子で本の内容について話し合うことは、子どもの考えを広げる良い機会にもなります。
また、本を選ぶ過程に子どもが参加することで、親子間のコミュニケーションがさらに深まります。
読書は語彙力を増やすだけでなく、感情の理解を助け、学びや生活の中で役立つ多くのスキルを子どもに教えます。
最終的に、子どもが本を楽しむようになるかもしれません。
そのために、子どもが本に興味を持つお手伝いをすることが大切です。