小学3年生・4年生の読書感想文の書き方:わかりやすい例文つき

読書感想文・小学校3・4年生

小学校の3年生や4年生になると、宿題で読書感想文を書くことが増えますね。

お母さんやお父さんから「感想文を書きなさい」と言われても、ちょっと難しいかもしれません。

たまに、書いたものが本のあらすじだけになってしまって、「これじゃ感想文じゃないね」と思うこともあるでしょう。

「どうやって読書感想文を上手に書けるか知りたい!」と思いますよね。

この記事では、小学3年生と4年生が読書感想文を簡単に、そして上手に書ける方法を紹介します

具体的な例文も紹介するので、しっかりした感想文を書きたい人も、時間をかけずにサッと書きたい人も、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

小学3・4年生の読書感想文の基本

今回は、小学校3年生と4年生向けの読書感想文の書き方についてお話しします。

先生に高く評価してもらいたいなら、ただ本のあらすじを書くだけでは足りません。

もっといい感想文を書くためには、以下のことに気をつけましょう。

 

1.本の大切なテーマ(主題)は何か

2.本を読む前、そのテーマについて自分はどう思っていたか、どんな行動をしていたか

3.本を読んだ後、その思いや行動がどう変わったか

 

これらのことを考えるのは少し難しく感じるかもしれませんが、心配はいりません。

深く考えすぎる必要はありません。

本を読んでどんな影響を受けたか、自分の日常や考え方がどう変わったかを簡単に書くだけで大丈夫です。

でも、3年生や4年生には、本を読んで感想を思いつくのが難しいこともあります。

そんな時は、家族の方に少しだけ手伝ってもらうといいでしょう。

どのように感想を形にするか、具体的に教えてもらえるかもしれません。

 

インターネットを使って本のテーマを調べる方法

もし時間があれば、家族の方に、直接本を読んでもらって、内容を理解してもらうと、感想文を書く際の手助けになります。

特に小学校の中学年向けの本はページ数が少ないので、およそ1時間で読み終わることができます。

でも、忙しくてなかなか読書の時間を作れないこともありますよね。

そんな時、家族の方は、インターネットで「本のタイトルとあらすじ」と入力して検索すると便利です。

ある程度有名な本なら、情報を簡単に見つけることができます。

検索するときには、他の人のレビューや感想も見ると、本の大事な内容や感動した部分がよくわかります。

ここにいくつかの一般的なテーマを例に挙げてみます:

・友情:友達や仲間とのつながりの大切さ

・スポーツや部活:努力することの価値や諦めない心

・生き物:ペットとの絆から命の大切さを感じる

・夢や自己実現:自分の夢をどうやって叶えるか

・家族や祖父母:家族への感謝や生命の価値

・戦争:平和を大切にする理由や人々が平等であるべきこと

これらは一例ですが、多くの本がこれらのテーマに沿っています。

 

読書感想文の基本の作り方

本を読み終わったら、まず「特に心に残った場面や感動した言葉」を考えて、それをノートにメモしてみましょう。

これだけで、感想文の基本が形成されることもありますが、もう少し内容を深めてみるのも良いでしょう。

読んだ本のテーマを考え、それが「自分の日常とどうつながるか、どのような感想を持ったか、これからどう生かしていけるか」という点を探る質問をしてみましょう。

ここで、もう少し具体的な例を紹介します。

たとえば、本のテーマが「友情」だった場合、以下のような質問が考えられます。

・「学校で一番仲がいい友達は誰?」

・「その友達と仲良くなったきっかけは何?」(これを感想文の導入部で使います)

・「その友達と喧嘩したことはある?その時どんな気持ちだった?」(本文で詳しく書きます)

・「その友達といる時、どんな時に楽しいと感じるか、感謝する瞬間は?」

・「これからもその友達と良い関係を続けるためには何を心掛けると良いと思う?」(これを感想文の結論で使います)

質問は状況に合わせて変えても大丈夫ですし、全てに答える必要はありません。

答えをメモし、それを基にさらに質問を重ねると、感想文がほとんど完成します。

これらの回答をもとに、最後に感想文を仕上げましょう。

これから、感想文の具体的な書き方についても説明します。

 

 

読書感想文の書き方と構成

感想を言い終わったら、それをもとにして、決められた形式で文章を作ると感想文が完成します。

読書感想文は通常、以下のように構成されます。

1.タイトル
2.導入部
3.本文
4.結論

これから、それぞれの部分について詳しく説明していきましょう。

 

タイトルの選び方

読書感想文のタイトルを決める際には、シンプルに「〇〇を読んで」とする方法もありますが、感想文が本の内容やテーマを表しているなら、テーマに合わせたタイトルを選ぶとよりぴったりです。

ここで、いくつかのテーマに合ったタイトル例を紹介します:

・友情:「私の親友」「ずっと友達でいたい人」

・スポーツ・部活:「諦めない心」「私の努力の物語」

・生き物:「我が家の〇〇(ペットの名前)」「犬との生活から学んだこと」

・夢・自己実現:「私の未来の夢」「~になるための道」

・家族・祖父母:「父への感謝」「祖父から学んだ大切なこと」

・戦争:「平和への願い」「戦争のない世界を目指して」

これらのタイトルは、書く内容とテーマが一致しているため、どんな感想文にも合うでしょう。

タイトルを考える時は、これらの例を参考にしてみてください。

 

導入部の書き方

導入部で出た質問に答えた内容を使って文章を始めることができます。

例えば、友情についての質問「△△くんとどうして友達になったの?どんなきっかけがあったの?」を導入部にすることができます。

ここに一つの例を示します。

【例文】
『最近読んだこの本は、主人公が友達とどう友情を育てていくかに焦点を当てています。私にも親しい友達がいます。その友達は〇〇くんで、私たちが初めて友達になったのは小学1年生のとき、隣の席になったことが始まりでした。』

この方法で、本の概要やテーマを簡単に紹介し、その後で自分の体験を話すと、読み手にとって分かりやすく進められます。

 

感想文の書き方

感想文の中心となるのは、本文です。

ここで、以前の質問「△△君とのケンカはあった?そのときの気持ちはどうだった?」や「△△君のおかげで楽しいと感じた瞬間は?」といった内容を活かします。

読んだ本の中で特に印象に残ったシーンやセリフを引用するのも良い方法です。

以下に、感想文の具体的な書き方を示します。

【例文】
「最近読んだ本の中で、主人公が友達とケンカするシーンがあり、それを読んで自分の経験と重なり、胸が痛くなりました。実は僕も以前、△△君とケンカしたことがあります。ケンカの理由はもう覚えていないのですが、そのときはお互いに怒って数日間話しませんでした。その間、普段は楽しいはずの学校がとても退屈に感じました。その理由は、△△君と一緒に遊べなかったからです。

そんな状態が続くのは耐えられないと思い、勇気を出して△△君に謝ることにしました。

「あのときはごめんね」と昼休みに彼に伝えました。」

このように、本の内容に触れながら、自分の体験を交えることで、より深い内容の感想文が書けます。

 

感想文のまとめ方

感想文を書き終えた後は、それまでの内容に沿って簡潔にまとめます。

さらに、「これからも△△君とどうやって仲良くしていくか」というような今後の行動提案を加えるのも良いでしょう。

【例文】
「これからも△△君と仲良くしていきたいです。そのためには、ケンカしてもすぐに謝ることが大切だと感じています。たとえ自分に非がないと思っても、言い過ぎたり言葉の選び方が悪かったりしたら、その点を素直に謝ることが必要です。そうすることで、早く仲直りができ、また楽しく過ごせると思います。僕はこれからも△△君とケンカすることがあるかもしれませんが、いつも素早く仲直りして、ずっと親友でいたいと思います。」

この方法で感想文を書くと、簡単で効果的な文章が完成します。

 

 

小学校中学年のための読書感想文:簡単&スピーディに仕上げる方法

「読書感想文を早く終わらせたいんだけど、どうしたらいいかな?」

「夏休みの宿題、あまり時間がないよ!」

「自分の体験をもとに書くなんて、どうしたらいいのかなぁ…」

このような悩みを持つ人もいるかもしれませんね。

そんな時は、シンプルな構成で感想文を書いてみましょう。

以下のステップに沿って書くと、簡単にできますよ。

1.導入部:選んだ本の理由を書きます。

なぜその本を選んだのか、例えば「表紙がきれいだったから」「タイトルが面白そうだった」「お母さんにすすめられた」など、その理由を書いてみましょう。

2.本文(ストーリーの概要):読んだ本の大まかな内容を書きます。

物語の始まりから終わりまでの流れを簡単に説明してみましょう。

3.本文(印象に残ったシーン):物語の中で特に心に残った場面や、それについて感じたことを書きます。

どのような場面が印象的だったか、そしてそれについてどう感じたかを簡単に述べてみましょう。

4.結論:その本を読んで学んだことや、それをどう日常生活に活かせそうかを書きます。

例えば、「この本を読んで、友達との大切さを改めて感じた。これからはもっと友達を大切にしようと思う」などと書けるといいですね。

 

もしかすると、これで高い評価を得られるかどうかはわかりませんが、得意なことと苦手なことは人それぞれです。

読書感想文が苦手なら、他の活動で工夫をしてみるといいでしょう。

 

 

小学生向けの読書感想文ガイド

小学校の3年生や4年生が読む本に基づいて感想文を書く例を紹介します。

直接コピーするのではなく、どう書けばいいのかを理解する手助けにしてください。

【選んだ本】

『教室はまちがうところだ』(作:蒔田晋治、絵:長谷川 知子、出版社:子どもの未来社)

 

本の概要:『教室はまちがうところだ』

この本は、間違いも学びの大切な一部であるというメッセージを伝えています。

手を挙げることに恥ずかしさを感じる子供たちや、内向的な子供たちに向けて、自信を持っておすすめできる内容です。

 

感想文の書き方と具体的な例

【例文】

「授業で手を挙げるのが苦手だった私」

私は前から、授業中に手を挙げることが苦手でした。答えが正しければ問題ないですが、間違えたら恥ずかしいと思っていました。

3年生になってから、間違いへの恐れから、一度も授業中に手を挙げたことがありませんでした。

しかし、『教室はまちがうところだ』を読んで、私の考えが変わりました。本の中で先生が生徒たちに「間違いから学ぼう。間違えても恐れないで」と励ますシーンがありました。

初めは「どうして間違ってもいいの?」と疑問に思いましたが、読み進めるうちに、授業はただ正しい答えを競う場ではなく、みんなで意見を出し合い、正しい答えを一緒に探す場所だとわかりました。そして、そのためには積極的に手を挙げて、自分の考えを話すことが大切だと気づかされました。

新学期が始まると、間違いを恐れずにもっと積極的に手を挙げるようにします。また、手を挙げるのをためらっている友達にも、「教室は間違える場所だから、恥ずかしがらずに意見を言おう」と伝えたいです。みんなで間違えたら恥ずかしくないし、色々な意見が出ることで授業はもっと楽しくなると思います。

【例文終わり】

他にも読書感想文の良い例を見たい場合は、「青少年読書感想文全国コンクール」で受賞した作品を読むと良いでしょう。

これらの作品を参考にして、素敵な感想文を書いてみてください。

 

 

小学3・4年生のための読書感想文の書き方:例文と役立つヒント

読書感想文の書き方についての情報は参考になりましたか?

特に小学校の3年生や4年生の皆さんには、読んだ本のテーマについて、自分自身の経験を取り入れて書くことをおすすめします。

もし、感想がうまく思い浮かばないときは、大人の人から、少しだけ手助けしてもらうのも良いでしょう。

この方法で、読書感想文をさっと書き上げて、楽しく過ごしましょう。

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